【瞬間1位】ジュラルドン軸偽装トリル
こんにちは。そうめんやです。
今回はランクマッチにて瞬間1位を達成した
ジュラルドン軸偽装トリックルーム
についてお話ししていこうと思います。
【構築の基盤】
•前期のガチトリル
前提として、僕は前期の終盤でいわゆるガチトリックルームを使用していて、下から畳み掛ける動きに強く魅力を感じていました。
当時は+の先発で始め、後発のor+で一掃する動きを軸としていました。
1、2ターン動きを妨害されても範囲攻撃でゴリ押せることが多く、今回は特に最遅ニンフィアとドサイドンの攻撃範囲に注目しました。
・トリルを成功させる
トリックルームの起動はトリルのエースを活躍させる為に必要不可欠なこと。単純かつ強力な手段として初手+の猫騙し+トリルを選択。
これだけだけではまだトリルを止められることが多く、他に成功させる手段としてトリルを偽装して隠すことにしました。
トリルを想定していない相手をトリル下で制圧するのは比較的容易なので、通りを良くするという意味でも悪くない選択だったと思います。
・流行の構築を利用する
に対して味方の等で影撃ちすることで弱点保険を発動させるドラパエースの構築がとても多く存在。
折角を採用しているのでこれを別の形で利用することに決め、構築に無理矢理ドラパルトを採用。
ドラパルトはSが高く、本来はトリル下で運用することはありません。その意識がまず、サマヨールのトリルの印象を薄れさせます。さらに相手はの初手を警戒する為、初手トリルの安定感は非常に高い物になりました。
【構築決定】
トリル始動要因の、トリル下エースの、トリルサポートの、トリル偽装ので比較的早く5体が決定しました。
残り1体はある程度弱点保険ドラパに強い駒を模索。
無タイプでダイホロウに強く、サマヨと出してサイチェンをチラつかせることでダイホロウへの抑止力にもなります。ダイマックスと特性:逆上の相性も良く、Sが低いのでトリル下でも強いです。
流星群ベースの珠ダイドラグーンでダイマドラパを落とせるくらいの火力はありますが、トリルと読まれやすくなるのと、ダイドラグーンを撃たれたときのじゃんけんが不安定なので没。
以前のINCで1位通過したカ・エールさんのが話題になりましたが、これもサマヨと並べることで同じような役割ができてかつ、広い技範囲を持つという観点から採用しましたが、とにかく脆かったです。チョッキはなんとしてもガオガエンに使いたかったので珠やロゼルで運用してみましたが難しかった印象でした。
ジュラルドン
ドラパのダイホロウにもダイドラグーンにも屈しない竜タイプです。環境に地面タイプが多いので採用を躊躇いましたが、試運転ということで最遅を厳選して使用。結果は妖タイプや竜タイプに極めて強くエースとしては申し分ない火力でした。しかし、最遅にしてはそこそこ速く、なんとも言えないSラインだったのは否めないです。ダイマックス前提のポケモンなので徹底抗戦、流星群、雷と高火力技で揃えています。ダイマすることで耐久も悪くなく、構築にはこのポケモンを採用することにしました。
こうしての6体に決定しました。
【個別解説】
サマヨール@進化の輝石
呑気 努力値・252-0-92-0-164-×(S個体値0)
僕が最大級に信頼している超強ポケモンです。主にトリルを貼るのが仕事になります。
地ならしにも火力が欲しかったのでA個体値は31になってます。
このポケモンに攻撃を集中させれば隣の高火力に押し切られ、隣を倒すとトリルが展開されるといった感じで攻めの要でもあります。
対策されすぎてあらゆる面から予想外の攻撃を受けましたが、元々持ち得る高いキャラパワーでゴリ押ししました。
もちろん選出率は100%
【ナイトヘッド】
コンスタントに火力を出したいことから採用しました。撃つ場面は非常に多く、やには積極的に撃っていきます。サマヨの放置を避けるという大きな意味を持つ技です。
【地ならし】
当初の採用理由はドサイドンの弱点保険起動用でしたが、襷潰しやミリ耐えに対する解答として強力な選択肢でした。地ならし+味方の攻撃で敵を倒すとこちらのSが1段階下降(トリル下なら実質上昇)した状態になるので、で相手の遅いポケモンの下をとったりもできます。
ドサイドン@弱点保険
岩雪崩、10万馬力、炎のパンチ、守る
トリルエースです。ダイマックスはほとんどしません。理由として、ダイマックスはやに切ることが多く、後発のドサイドンにはダイマ権が残っていません。もちろん刺さっているときにはドサイドンのダイマックスを切りますが、サマヨで地ならししてやることで充分な火力がでるのでダイマ権がないのはさほど問題ではないです。
ダイマエース+弱点保険ドサイドン+ニンフィアの並びは攻めとして非常に優秀でした。
物理アタッカーでありながら威嚇要員に軒並み強いのも魅力でした。
【炎のパンチ】
に対する解答です。唯一の命中安定技なので外しが怖いときに撃ったりもします。素の火力は割としょっぱいので基本は弱点保険発動後に打ちます。
【守る】
4倍弱点を2つ持つドサイドンにとってこの技は必須と思っています。守っている間に隣のポケモンで縛りを解除してもらいできる限り技の試行回数を増やすことが重要で、ドサイドンの技を通した回数=勝率くらいに思ってもらって構わないです。
ジュラルドン@命の珠
徹底抗戦、流星群、悪の波動、雷
先発で出すトリルエース。ダイマ時の火力を少しでも上げる為にこの技構成です。
先述したとおりドラパルトに強く、何よりSがそこそこあるのでトリルを読まれません。(多くはサマヨのサイチェンを警戒します)
ダイマするので一撃は耐えますが、2回耐えるということはほぼ無く、2回以上動いた試合はほぼ勝ちました。一定数いたに強いのも良い点だったと思います。
【徹底抗戦】
に対する打点の他、ダイマックスが切れてから退場技として使うことも多いです。ラスカでもさほど支障はないと思いますが、非ダイマで運用することはないのでこちらとしました。
【雷】
ダイマしたに少しでもダメージを与える為に10万ボルトではなく雷。割と読まれやすく、避雷針や地面で無効にもしやすいので乱発はできないです。相手の裏にドリュウズがいない+キッスを処理したい場合にこちらで攻撃する場合があります。
ニンフィア@拘り眼鏡
トリル下エースその2です。最遅個体を読まれることが少なく、トリル下で暴れまわってもらいました。基本的にハイパーボイス以外撃ちませんが、稀に電光石火を撃つ機会があります。
精霊プレートを持たせたこともありましたが、少しでも火力を出したいので眼鏡にしています。
【ハイパーボイス】
安定した高火力技。竜タイプや闘タイプに非常に強い圧力をかけられます。やはワイドガードを使ってくることをしっかり覚えておくことが大事。
【電光石火】
基本はハイパーボイスですが完全に電光石火で詰め切れる時は撃ちます。Aの個体値は31なのでそれなりの火力はでます。
ガオガエン@突撃チョッキ
意地っ張り 努力値・244-252-0-×-0-12
初手でサマヨールとセットで選出し、トリルを成功させる役割があります。ガオガエンミラーでも必ず猫は入れたいけどSはなるべく下げたい、という意思の元このS調整になっています。
相手にが見えたら出来る限り選出しました。猫騙し後はダイマックスして殴ることが多かったです。
【DDラリアット】
のハイパーボイスを防げる地獄突きと選択ですが、威力が少し高いこちらを選びました。
相手のBが下がっている状況のときはフレアドライブの方が威力が高い可能性もあるので注意。
【インファイト】
主にに対して撃つ技として採用しています。ダイマックスした時にダイナックルとすることで火力増強にも使えます。
ドラパルト@拘り鉢巻
シャドーダイブ、ドラゴンアロー、不意打ち、蜻蛉返り
意地っ張り 努力値・76-252-0-×-0-180
ドラパエース構築に偽装する為のポケモン。鉢巻シャドーダイブやドラゴンアローでダメージを稼ぎつつ、ヘイトを買って即退場します。相手がガチトリルの時はと初手に出して暴れ回ります。とにかく相手の処理優先度が高く、ダイマックス前提で動かれるので集中されることもしばしば。
選出画面の1番上に置いておくと存在感だせます()
【シャドーダイブ】
初手トリルと合わせてこれを使って相手の攻撃を2回避けたり、守るやダイウォール読みで使ったりします。基本はダイマ読みで高火力技が飛んで来るのでこの技で避けます。
【ドラゴンアロー】
範囲攻撃なので相手の初手2体に削りを入れることができます。後発のがA2段階上昇岩雪崩で一掃できるようにする役割があります。
【不意打ち】
トリル下でも先制できるように採用しています。仮想的はドラパルトですが、思ったより多くの相手に使いました。
【選出】
・基本選出
+
初手はジュラルドンダイマックスとトリルで入り、後発のハイパーボイスと岩雪崩で一掃します。この選出で勝ち切れるときは積極的に狙います。
pick up!
相手にトリルを止める隠し芸要素があると立ち回りが非常に苦しいものになります。お見通しである程度の見分けをしておく事を強く勧めます。
・対晴れパ及びエルフーン入り
+or
後発は相手のメンツへの刺さり具合から選びます。初手で眠り粉をされるとキツいのでには極力猫を撃ちたいです。
pick up!
相手のコータスのSによってはトリルしないで戦うこともあります。その場合、ガオガエンをダイマックスしてコータスや横のポケモンをナイトヘッド圏内にいれることが大事です。
・対ガチトリル
+
高火力&ガチトリルには負けないSを持った2体で上から殴る構成。トリル読みのシャドーダイブをしたりもしますが、多くの場合、ドラパを退場させてからサマヨでトリルを貼り返すことが多いです。相手のSがドサイドンより速いときはドサイドンから入ってトリルにタダ乗りします。
こんな感じで相手を欺く偽装トリパが完成しました。そこそこな結果も出しているのでまあ満足はしています。改善点としてはジュラルドンの耐久をもう少し調整した方が良かったのかなと思っています。
まだこのルールで遊べるのでぜひ使ってみて下さい。