【予選突破&INCレート1860達成】ゲリラ豪雨バドオーガ
そうめんやです。
僕のパーティーは晴れてINC高レートをマークした訳ですが、その構築が少し特殊だった為寄稿します。
【構築の基盤】
・&入りグラザシの流行
グラザシ構築にサンパワーリザードン&トリトドンを入れた晴れパが流行。これらの構築はザシオーガに強く、ザシオーガが少し減少し、晴れパが増えると予想した。
まずはこの晴れパに強いポケモンを模索しようと思ったが、やっぱりしかいない。
なので、カイオーガ構築に+αをしてカイオーガが晴れパに通るようにしようと考えた。
必要な要素は
1.トリトドンに強い
2.グラザシに強い
・VSダイジェッター
バナオーガを採用した事でダイジェッターが極めて重くなってしまった。そこでダイジェッターに強い伝説枠を探す事に。初めから足の速いやを採用したが結局追い風やダイジェットされた後だと上から叩かれるだけだったのでボツに。
以前のINCで襷白バド&スカーフオーガの構築が結果を出していたのを思い出し、ダイジェッターに強い高火力氷のを襷で採用。結果としてダイジェッターの選出自体に大きく歯止めを効かせる事となった。
・サポート
これらのポケモンは伝説との純粋な殴り合いで有利になるタイプではないので、削りやS操作のサポートは必須となる。そこでS操作兼サポート枠のを採用した。
レジエレキはエレキネット、ポリゴン2はトリックルーム、コータスはバナの葉緑素発動用の日照りでそれぞれSラインを調整する。
殴れるエレキ、特殊受けのポリ2、物理受けのコータスというイメージで運用した。
【個別解説】
@スカーフ
潮吹き、根源の波動、雷、冷凍ビーム
臆病・H4 CS252
言わずと知れた最強ポケモン。スカーフ潮吹きで上から雑に倒していく。
こいつを雑に扱うために、バトル全体でスカーフ潮吹き圏内に入れる事を念頭に置いて戦う必要がある。ザシアンは3割くらい削っておく、黒バドの襷は潰しておくなど他のポケモンでのゲームメイクは繊細に行った。
スカーフカイオーガは基礎パワーが極めて高い為、あえてカスタマイズせずそのまま使用。BO1の予選ではスカーフが強く、案の定ぶっ刺さった。
選出率100%を誇る最強ポケモン。
【冷凍ビーム】
流行しているトドンやグラードンに勝つ為に採用。抜いたら詰む場面が多々あったので正解だったと思う。
@襷
ブリザードランス、10万馬力、剣の舞、守る
意地っ張り・H4 AS252
この耐久とこの攻撃力でこの特性とこの技なら弱い訳がない。超活躍した。
ガオガエンが跋扈する現環境で活躍し辛いのは明白だったが、それを凌駕するだけのパワーがあった。当初は威嚇対策に「白いハーブ」を持たせていた事もあったが対ザシアンが脆弱過ぎて断念した。
最速だとS-2の黒バドやザシアンを抜けたりするが、まずSを2段階も下げる場面が無かったため意地っ張りにした。火力が尋常じゃなかったので特化にして本当に良かった。
【10万馬力】
氷+地面の技範囲が広いのは珠で感じていた。ブリラン一本という線もあったが、対ザシアンで打点がなくなる事を危惧して採用。実際ザシアンに打つ場面は多かった。
【剣の舞】
威嚇サイクルに対する解答。不利盤面を返すのに使った。後述の守るがあることで相手の守る読みに合わせて舞うことが出来て強かった。トリル下A+2白馬は強力。
【守る】
採用が読まれないのが強かった。追い風枯らしやザシアン+横のサポートをまとめて受け切ることに使う。多くの場合後発スタートなので相手のダイマが切れている事が多く、守るという技が強く働く事が多かった。ヘイトを集めがちなこのポケモンと相性が良いように感じた。
@呑気のお香
ハードプラント、大地の力、眠り粉、守る
臆病・H4 CS252
警戒されてバコウも発動しないし、オボンも微妙だし珠はエレキに渡したいしでアイテムがなくて遂に運ゲーに走った。地震避けたり挑発避けたのは良かったが「きょじゅうざん」は一度も避けなかった。悔しい。
とにかく生存している事に意味があるので1ターン目に無下に倒されるのは絶対に避けたい。
特に意味のない盤面ではあったがアストラルビットを2回連続で避けた時は爆笑した。
【ハードプラント】
最大火力キョダイベンタツのベース。ダイマしなくてもバンバン打っていく。
ちなみに対ザシアンでキョダイベンタツを予め打っておく意識はすごく重要。先述のスカーフ潮吹き圏内に入れるために2回くらいスリップダメージが入ると丁度良い。
【守る】
本来はウェザボやヘド爆の枠。高速高火力で「眠り粉」という最強技を持っているのでヘイトを集めやすい為採用した。
相手の先発がザシアン+サポート枠であれば守る+横のポケモンのアクションで始まる事は多々ある。フシギバナがキツいダイマックスポケモンが相手でダイウォール始動ということも5.6戦あった。
@珠
エレキネット、ライジングボルト、破壊光線、守る
控えめ・H236 C252 S20
調整意図
・最速黒バド抜き
・耐久振りザシアンを珠ダイサンダーで確1
バナが通らない時のダイマ枠。エレキネットでSを下げたりヘイトを買って守ったりと使い方次第でかなりの役割を遂行できる。初手でバナと並べて出して相手の先発に刺さっている方をダイマさせたりする。高耐久のダイアース持ちや追い風持ちがいると途端にパワーが落ちるので選出率は案外低い。上位帯に行くほど選出は控えめになった。
@進化の輝石
穏やか・H252 B36 D220
(トレース)
調整意図
・A+2ソルガレオのダイスチル耐え
相手のバドレックスや鋼枠がきつ過ぎて投入。元々はを採用していた。ソルガレオや日食ネクロにはイカサマを打ちまくり、ディアルガやパルキアには怪電波を打ちまくった。
主にエルフーンを始めとした追い風枠やトリル枠がいる時、パルキアorディアルガがいる時に初手に出す。トレースが案外優秀で、上手く悪戯心をトレースできると上から怪電波をばら撒く化け物が誕生するので相手エースが特殊だとイージーウィンするケースが極めて多くなる。最悪サイチェン決めればいいかって気持ちで雑に扱っても壊れないこのポケモンはとても使い易かった。
【怪電波】
対特殊エースに使う技。最初は自己再生と合わせて詰みポケとして起用していたのだが、先発性能が高過ぎて自己再生は切った。適当に押すような事はせず、サイチェンで受けられそうならサイチェンで受ける選択肢も大事。
【サイドチェンジ】
多用は禁物だが、然るべきタイミングであればあるべき強さはある。初手で使ってアドバンテージを獲りに行ったり、挑発を避けたりするのに使う。こちらもじゃんけんになる事を忘れてはいけない。
@シュカの実
嫉妬の炎、ボディプレス、欠伸、守る
呑気・HB252 D4 (S0個体)
主にボルトロスやザシアン、ゼクロム辺りに出す。見せポケ的な部分が強いので選出率はダントツ最下位。しかし相手の物理がキツい時や炎打点が欲しい時には選出し、選出すれば最低限の活躍はしてくれた。
【選出】
Case1.基本
+
相手の初手に対してバナとエレキのどちらか刺さっている方をダイマさせる。ダイサンダーをすると眠り粉が使えなくなる点には注意。S操作が薄いので扱いは難しい。
Case2.制圧
+
バナのベンタツを通しつつポリ2のトリルやサイチェンでテンポを取る選出。オーガと白馬のどちらが刺さっているかでトリルするかしないかを決めておくと良い。
Case3.イージーウィン
+or
初手エレキダイマ。電気+氷の技範囲でゴリ押して行く。相手にエレキor追い風持ちがいなければこの選出をする。
気持ち多いのがこれらの選出なだけではもちろんやという先発もそこそこあった。臨機応変に対応して頂きたい。
以上が解説になります。拙い文章ですが何か構築の助けになれば幸いです。
ありがとうございました。