【予選突破&INCレート1860達成】ゲリラ豪雨バドオーガ
そうめんやです。
僕のパーティーは晴れてINC高レートをマークした訳ですが、その構築が少し特殊だった為寄稿します。
【構築の基盤】
・&入りグラザシの流行
グラザシ構築にサンパワーリザードン&トリトドンを入れた晴れパが流行。これらの構築はザシオーガに強く、ザシオーガが少し減少し、晴れパが増えると予想した。
まずはこの晴れパに強いポケモンを模索しようと思ったが、やっぱりしかいない。
なので、カイオーガ構築に+αをしてカイオーガが晴れパに通るようにしようと考えた。
必要な要素は
1.トリトドンに強い
2.グラザシに強い
・VSダイジェッター
バナオーガを採用した事でダイジェッターが極めて重くなってしまった。そこでダイジェッターに強い伝説枠を探す事に。初めから足の速いやを採用したが結局追い風やダイジェットされた後だと上から叩かれるだけだったのでボツに。
以前のINCで襷白バド&スカーフオーガの構築が結果を出していたのを思い出し、ダイジェッターに強い高火力氷のを襷で採用。結果としてダイジェッターの選出自体に大きく歯止めを効かせる事となった。
・サポート
これらのポケモンは伝説との純粋な殴り合いで有利になるタイプではないので、削りやS操作のサポートは必須となる。そこでS操作兼サポート枠のを採用した。
レジエレキはエレキネット、ポリゴン2はトリックルーム、コータスはバナの葉緑素発動用の日照りでそれぞれSラインを調整する。
殴れるエレキ、特殊受けのポリ2、物理受けのコータスというイメージで運用した。
【個別解説】
@スカーフ
潮吹き、根源の波動、雷、冷凍ビーム
臆病・H4 CS252
言わずと知れた最強ポケモン。スカーフ潮吹きで上から雑に倒していく。
こいつを雑に扱うために、バトル全体でスカーフ潮吹き圏内に入れる事を念頭に置いて戦う必要がある。ザシアンは3割くらい削っておく、黒バドの襷は潰しておくなど他のポケモンでのゲームメイクは繊細に行った。
スカーフカイオーガは基礎パワーが極めて高い為、あえてカスタマイズせずそのまま使用。BO1の予選ではスカーフが強く、案の定ぶっ刺さった。
選出率100%を誇る最強ポケモン。
【冷凍ビーム】
流行しているトドンやグラードンに勝つ為に採用。抜いたら詰む場面が多々あったので正解だったと思う。
@襷
ブリザードランス、10万馬力、剣の舞、守る
意地っ張り・H4 AS252
この耐久とこの攻撃力でこの特性とこの技なら弱い訳がない。超活躍した。
ガオガエンが跋扈する現環境で活躍し辛いのは明白だったが、それを凌駕するだけのパワーがあった。当初は威嚇対策に「白いハーブ」を持たせていた事もあったが対ザシアンが脆弱過ぎて断念した。
最速だとS-2の黒バドやザシアンを抜けたりするが、まずSを2段階も下げる場面が無かったため意地っ張りにした。火力が尋常じゃなかったので特化にして本当に良かった。
【10万馬力】
氷+地面の技範囲が広いのは珠で感じていた。ブリラン一本という線もあったが、対ザシアンで打点がなくなる事を危惧して採用。実際ザシアンに打つ場面は多かった。
【剣の舞】
威嚇サイクルに対する解答。不利盤面を返すのに使った。後述の守るがあることで相手の守る読みに合わせて舞うことが出来て強かった。トリル下A+2白馬は強力。
【守る】
採用が読まれないのが強かった。追い風枯らしやザシアン+横のサポートをまとめて受け切ることに使う。多くの場合後発スタートなので相手のダイマが切れている事が多く、守るという技が強く働く事が多かった。ヘイトを集めがちなこのポケモンと相性が良いように感じた。
@呑気のお香
ハードプラント、大地の力、眠り粉、守る
臆病・H4 CS252
警戒されてバコウも発動しないし、オボンも微妙だし珠はエレキに渡したいしでアイテムがなくて遂に運ゲーに走った。地震避けたり挑発避けたのは良かったが「きょじゅうざん」は一度も避けなかった。悔しい。
とにかく生存している事に意味があるので1ターン目に無下に倒されるのは絶対に避けたい。
特に意味のない盤面ではあったがアストラルビットを2回連続で避けた時は爆笑した。
【ハードプラント】
最大火力キョダイベンタツのベース。ダイマしなくてもバンバン打っていく。
ちなみに対ザシアンでキョダイベンタツを予め打っておく意識はすごく重要。先述のスカーフ潮吹き圏内に入れるために2回くらいスリップダメージが入ると丁度良い。
【守る】
本来はウェザボやヘド爆の枠。高速高火力で「眠り粉」という最強技を持っているのでヘイトを集めやすい為採用した。
相手の先発がザシアン+サポート枠であれば守る+横のポケモンのアクションで始まる事は多々ある。フシギバナがキツいダイマックスポケモンが相手でダイウォール始動ということも5.6戦あった。
@珠
エレキネット、ライジングボルト、破壊光線、守る
控えめ・H236 C252 S20
調整意図
・最速黒バド抜き
・耐久振りザシアンを珠ダイサンダーで確1
バナが通らない時のダイマ枠。エレキネットでSを下げたりヘイトを買って守ったりと使い方次第でかなりの役割を遂行できる。初手でバナと並べて出して相手の先発に刺さっている方をダイマさせたりする。高耐久のダイアース持ちや追い風持ちがいると途端にパワーが落ちるので選出率は案外低い。上位帯に行くほど選出は控えめになった。
@進化の輝石
穏やか・H252 B36 D220
(トレース)
調整意図
・A+2ソルガレオのダイスチル耐え
相手のバドレックスや鋼枠がきつ過ぎて投入。元々はを採用していた。ソルガレオや日食ネクロにはイカサマを打ちまくり、ディアルガやパルキアには怪電波を打ちまくった。
主にエルフーンを始めとした追い風枠やトリル枠がいる時、パルキアorディアルガがいる時に初手に出す。トレースが案外優秀で、上手く悪戯心をトレースできると上から怪電波をばら撒く化け物が誕生するので相手エースが特殊だとイージーウィンするケースが極めて多くなる。最悪サイチェン決めればいいかって気持ちで雑に扱っても壊れないこのポケモンはとても使い易かった。
【怪電波】
対特殊エースに使う技。最初は自己再生と合わせて詰みポケとして起用していたのだが、先発性能が高過ぎて自己再生は切った。適当に押すような事はせず、サイチェンで受けられそうならサイチェンで受ける選択肢も大事。
【サイドチェンジ】
多用は禁物だが、然るべきタイミングであればあるべき強さはある。初手で使ってアドバンテージを獲りに行ったり、挑発を避けたりするのに使う。こちらもじゃんけんになる事を忘れてはいけない。
@シュカの実
嫉妬の炎、ボディプレス、欠伸、守る
呑気・HB252 D4 (S0個体)
主にボルトロスやザシアン、ゼクロム辺りに出す。見せポケ的な部分が強いので選出率はダントツ最下位。しかし相手の物理がキツい時や炎打点が欲しい時には選出し、選出すれば最低限の活躍はしてくれた。
【選出】
Case1.基本
+
相手の初手に対してバナとエレキのどちらか刺さっている方をダイマさせる。ダイサンダーをすると眠り粉が使えなくなる点には注意。S操作が薄いので扱いは難しい。
Case2.制圧
+
バナのベンタツを通しつつポリ2のトリルやサイチェンでテンポを取る選出。オーガと白馬のどちらが刺さっているかでトリルするかしないかを決めておくと良い。
Case3.イージーウィン
+or
初手エレキダイマ。電気+氷の技範囲でゴリ押して行く。相手にエレキor追い風持ちがいなければこの選出をする。
気持ち多いのがこれらの選出なだけではもちろんやという先発もそこそこあった。臨機応変に対応して頂きたい。
以上が解説になります。拙い文章ですが何か構築の助けになれば幸いです。
ありがとうございました。
【瞬間1位】ジュラルドン軸偽装トリル
こんにちは。そうめんやです。
今回はランクマッチにて瞬間1位を達成した
ジュラルドン軸偽装トリックルーム
についてお話ししていこうと思います。
【構築の基盤】
•前期のガチトリル
前提として、僕は前期の終盤でいわゆるガチトリックルームを使用していて、下から畳み掛ける動きに強く魅力を感じていました。
当時は+の先発で始め、後発のor+で一掃する動きを軸としていました。
1、2ターン動きを妨害されても範囲攻撃でゴリ押せることが多く、今回は特に最遅ニンフィアとドサイドンの攻撃範囲に注目しました。
・トリルを成功させる
トリックルームの起動はトリルのエースを活躍させる為に必要不可欠なこと。単純かつ強力な手段として初手+の猫騙し+トリルを選択。
これだけだけではまだトリルを止められることが多く、他に成功させる手段としてトリルを偽装して隠すことにしました。
トリルを想定していない相手をトリル下で制圧するのは比較的容易なので、通りを良くするという意味でも悪くない選択だったと思います。
・流行の構築を利用する
に対して味方の等で影撃ちすることで弱点保険を発動させるドラパエースの構築がとても多く存在。
折角を採用しているのでこれを別の形で利用することに決め、構築に無理矢理ドラパルトを採用。
ドラパルトはSが高く、本来はトリル下で運用することはありません。その意識がまず、サマヨールのトリルの印象を薄れさせます。さらに相手はの初手を警戒する為、初手トリルの安定感は非常に高い物になりました。
【構築決定】
トリル始動要因の、トリル下エースの、トリルサポートの、トリル偽装ので比較的早く5体が決定しました。
残り1体はある程度弱点保険ドラパに強い駒を模索。
無タイプでダイホロウに強く、サマヨと出してサイチェンをチラつかせることでダイホロウへの抑止力にもなります。ダイマックスと特性:逆上の相性も良く、Sが低いのでトリル下でも強いです。
流星群ベースの珠ダイドラグーンでダイマドラパを落とせるくらいの火力はありますが、トリルと読まれやすくなるのと、ダイドラグーンを撃たれたときのじゃんけんが不安定なので没。
以前のINCで1位通過したカ・エールさんのが話題になりましたが、これもサマヨと並べることで同じような役割ができてかつ、広い技範囲を持つという観点から採用しましたが、とにかく脆かったです。チョッキはなんとしてもガオガエンに使いたかったので珠やロゼルで運用してみましたが難しかった印象でした。
ジュラルドン
ドラパのダイホロウにもダイドラグーンにも屈しない竜タイプです。環境に地面タイプが多いので採用を躊躇いましたが、試運転ということで最遅を厳選して使用。結果は妖タイプや竜タイプに極めて強くエースとしては申し分ない火力でした。しかし、最遅にしてはそこそこ速く、なんとも言えないSラインだったのは否めないです。ダイマックス前提のポケモンなので徹底抗戦、流星群、雷と高火力技で揃えています。ダイマすることで耐久も悪くなく、構築にはこのポケモンを採用することにしました。
こうしての6体に決定しました。
【個別解説】
サマヨール@進化の輝石
呑気 努力値・252-0-92-0-164-×(S個体値0)
僕が最大級に信頼している超強ポケモンです。主にトリルを貼るのが仕事になります。
地ならしにも火力が欲しかったのでA個体値は31になってます。
このポケモンに攻撃を集中させれば隣の高火力に押し切られ、隣を倒すとトリルが展開されるといった感じで攻めの要でもあります。
対策されすぎてあらゆる面から予想外の攻撃を受けましたが、元々持ち得る高いキャラパワーでゴリ押ししました。
もちろん選出率は100%
【ナイトヘッド】
コンスタントに火力を出したいことから採用しました。撃つ場面は非常に多く、やには積極的に撃っていきます。サマヨの放置を避けるという大きな意味を持つ技です。
【地ならし】
当初の採用理由はドサイドンの弱点保険起動用でしたが、襷潰しやミリ耐えに対する解答として強力な選択肢でした。地ならし+味方の攻撃で敵を倒すとこちらのSが1段階下降(トリル下なら実質上昇)した状態になるので、で相手の遅いポケモンの下をとったりもできます。
ドサイドン@弱点保険
岩雪崩、10万馬力、炎のパンチ、守る
トリルエースです。ダイマックスはほとんどしません。理由として、ダイマックスはやに切ることが多く、後発のドサイドンにはダイマ権が残っていません。もちろん刺さっているときにはドサイドンのダイマックスを切りますが、サマヨで地ならししてやることで充分な火力がでるのでダイマ権がないのはさほど問題ではないです。
ダイマエース+弱点保険ドサイドン+ニンフィアの並びは攻めとして非常に優秀でした。
物理アタッカーでありながら威嚇要員に軒並み強いのも魅力でした。
【炎のパンチ】
に対する解答です。唯一の命中安定技なので外しが怖いときに撃ったりもします。素の火力は割としょっぱいので基本は弱点保険発動後に打ちます。
【守る】
4倍弱点を2つ持つドサイドンにとってこの技は必須と思っています。守っている間に隣のポケモンで縛りを解除してもらいできる限り技の試行回数を増やすことが重要で、ドサイドンの技を通した回数=勝率くらいに思ってもらって構わないです。
ジュラルドン@命の珠
徹底抗戦、流星群、悪の波動、雷
先発で出すトリルエース。ダイマ時の火力を少しでも上げる為にこの技構成です。
先述したとおりドラパルトに強く、何よりSがそこそこあるのでトリルを読まれません。(多くはサマヨのサイチェンを警戒します)
ダイマするので一撃は耐えますが、2回耐えるということはほぼ無く、2回以上動いた試合はほぼ勝ちました。一定数いたに強いのも良い点だったと思います。
【徹底抗戦】
に対する打点の他、ダイマックスが切れてから退場技として使うことも多いです。ラスカでもさほど支障はないと思いますが、非ダイマで運用することはないのでこちらとしました。
【雷】
ダイマしたに少しでもダメージを与える為に10万ボルトではなく雷。割と読まれやすく、避雷針や地面で無効にもしやすいので乱発はできないです。相手の裏にドリュウズがいない+キッスを処理したい場合にこちらで攻撃する場合があります。
ニンフィア@拘り眼鏡
トリル下エースその2です。最遅個体を読まれることが少なく、トリル下で暴れまわってもらいました。基本的にハイパーボイス以外撃ちませんが、稀に電光石火を撃つ機会があります。
精霊プレートを持たせたこともありましたが、少しでも火力を出したいので眼鏡にしています。
【ハイパーボイス】
安定した高火力技。竜タイプや闘タイプに非常に強い圧力をかけられます。やはワイドガードを使ってくることをしっかり覚えておくことが大事。
【電光石火】
基本はハイパーボイスですが完全に電光石火で詰め切れる時は撃ちます。Aの個体値は31なのでそれなりの火力はでます。
ガオガエン@突撃チョッキ
意地っ張り 努力値・244-252-0-×-0-12
初手でサマヨールとセットで選出し、トリルを成功させる役割があります。ガオガエンミラーでも必ず猫は入れたいけどSはなるべく下げたい、という意思の元このS調整になっています。
相手にが見えたら出来る限り選出しました。猫騙し後はダイマックスして殴ることが多かったです。
【DDラリアット】
のハイパーボイスを防げる地獄突きと選択ですが、威力が少し高いこちらを選びました。
相手のBが下がっている状況のときはフレアドライブの方が威力が高い可能性もあるので注意。
【インファイト】
主にに対して撃つ技として採用しています。ダイマックスした時にダイナックルとすることで火力増強にも使えます。
ドラパルト@拘り鉢巻
シャドーダイブ、ドラゴンアロー、不意打ち、蜻蛉返り
意地っ張り 努力値・76-252-0-×-0-180
ドラパエース構築に偽装する為のポケモン。鉢巻シャドーダイブやドラゴンアローでダメージを稼ぎつつ、ヘイトを買って即退場します。相手がガチトリルの時はと初手に出して暴れ回ります。とにかく相手の処理優先度が高く、ダイマックス前提で動かれるので集中されることもしばしば。
選出画面の1番上に置いておくと存在感だせます()
【シャドーダイブ】
初手トリルと合わせてこれを使って相手の攻撃を2回避けたり、守るやダイウォール読みで使ったりします。基本はダイマ読みで高火力技が飛んで来るのでこの技で避けます。
【ドラゴンアロー】
範囲攻撃なので相手の初手2体に削りを入れることができます。後発のがA2段階上昇岩雪崩で一掃できるようにする役割があります。
【不意打ち】
トリル下でも先制できるように採用しています。仮想的はドラパルトですが、思ったより多くの相手に使いました。
【選出】
・基本選出
+
初手はジュラルドンダイマックスとトリルで入り、後発のハイパーボイスと岩雪崩で一掃します。この選出で勝ち切れるときは積極的に狙います。
pick up!
相手にトリルを止める隠し芸要素があると立ち回りが非常に苦しいものになります。お見通しである程度の見分けをしておく事を強く勧めます。
・対晴れパ及びエルフーン入り
+or
後発は相手のメンツへの刺さり具合から選びます。初手で眠り粉をされるとキツいのでには極力猫を撃ちたいです。
pick up!
相手のコータスのSによってはトリルしないで戦うこともあります。その場合、ガオガエンをダイマックスしてコータスや横のポケモンをナイトヘッド圏内にいれることが大事です。
・対ガチトリル
+
高火力&ガチトリルには負けないSを持った2体で上から殴る構成。トリル読みのシャドーダイブをしたりもしますが、多くの場合、ドラパを退場させてからサマヨでトリルを貼り返すことが多いです。相手のSがドサイドンより速いときはドサイドンから入ってトリルにタダ乗りします。
こんな感じで相手を欺く偽装トリパが完成しました。そこそこな結果も出しているのでまあ満足はしています。改善点としてはジュラルドンの耐久をもう少し調整した方が良かったのかなと思っています。
まだこのルールで遊べるのでぜひ使ってみて下さい。
【INC前必見】初見殺しポケモンたち。
こんにちは。そうめんやです
ポケモン発売から数ヶ月経ち、いよいよinternational challenge(いわゆるINCですね)が近付いてきました。
今作からメガシンカやZ技が廃止され、全く新しい環境での初INCです。この記事を読みに来た人ほどとなれば、それはもちろん勝ち上がりたいでしょう。
ポケモンで勝つ為には何が必要か。
それこそ環境初期は強いポケモンをふんだんに採用したパーティーが強いことが多いです。しかしある程度環境が固まり、トップメタが浸透してきた頃、上位勢は奇抜なギミックや予想外な技や持ち物を利用してさらに勝ちを加速させます。
しかしこれらの意識範囲外の作戦はあくまで意識範囲外に過ぎません。
そう、即ち。その作戦をある程度知っておけば立ち回りで対策可能なことが多いのです。
つまり、必要なのは情報です。
初見殺しは、初見でなければなんら問題はない。というわけで、前置きが長くはなりましたが、今回はそうめんやが出会った初見殺しギミックをつらつら書いていこうと思います。
コートチェンジエースバーン
追い風やダイゴクエンを奪うのがメインの役割です。エルフリザが大流行している現環境ではなかなか刺さりが良さそうです。
勝気ゴチルゼル
ほとんどが影踏みのゴチルゼルですが希に勝気ゴチルゼルが紛れています。前回1位の方が採用していたことで数を増やし始めました。こいつが相手パーティーにいたらゴーストタイプは必ず右側に出しましょう。(左側のポケモンを交代して特性確認という行為ができない為)
サポートシンボラー
追い風、重力、催眠術等を用いてサポートするタイプのシンボラーです。これも上位勢が記事を公開した事で爆発的に数を増やしました。基本は催眠術だけ気を付ければ良いのですが、ミラクルスキンのお陰で挑発が50%でしか当たらないのでそれを念頭に置いておきましょう。
S操作エルフーン
トリックルームと追い風両方採用したエルフーンを指します。これはそう珍しくもないですが、たまに会うとそのまま壊滅させられるので注意が必要です。相手のパーティーを見てある程度考慮しておくことが必要ですね。
精神力スカーフキリキザン
上位勢とマッチングすると希に見かけます。負けん気が基本のキリキザンなので、ダイドラグーンを呼ばないことを利用して攻めるキリキザンです。スカーフですが精神力なので猫騙しが効かず、1ターン無駄にしてしまうことのないようにしたいです。パーティーに襷の枠が多いときは基本これなので選出時に見極めましょう。
要塞ランクルス
溶ける、瞑想、自己再生を覚えたランクルスです。これは初見のときかなり驚きました。瞑想を積まないと火力はかなり乏しいポケモンなので、今環境の仕組みを利用してTODを狙うのもワンチャンありそうですね。マホイップでも同じことができるのも覚えておきましょう。
サイドチェンジトゲキッス
これも前シーズンの公開された記事によって爆発的に数を増やしたポケモンです。珠ミトムと並んで先発に起用し、草技や地面技をキッスで、毒技や鋼技をロトムで受けてから殴り勝つパーティーが多いです。これは数が多いので見極めは難しいですが、ミトムとセットでいるときは警戒したほうが良さそうです。
カビゴン加速マシーンです。基本的にこいつはスピスワ一択ですが、警戒していないとそのまま轢き殺されるので要注意です。この指や挑発で止めてやりましょう。
草の誓いシルヴァディ
ほとんどの人が知っていると思いますが、こいつはなぜか草の誓いだけ覚えます。エースバーンかインテレオンと組んでいるとほとんど誓いだと思って間違いないです。
脱出ボタンオーロンゲ
すり替えで渡した脱出ボタンを味方の全体攻撃で強制発動させてダイマックスを裏に流す戦法です。初手ダイマックスしなければ対策はとれます。
珠オーロンゲ
オーロンゲは器用なのでとにかく型が多いです。不意打ちやソウルクラッシュをメイン技としたアタッカーオーロンゲです。体感、変化技は電磁波だけというイメージがあります。
威張るオーロンゲ
マイペースバンバドロに威張るオーロンゲです。最悪この指されても混乱にできるのが強いです。両壁、電磁波、威張るの構成が多いです。バンバドロがいるときは特に警戒する必要があります。
真似っこレパルダス
初手でブリムオンがダイウォールして、そのブリムオンに真似っこすることで先制トリルするレパルダスです。トリル下でも嘘泣きや甘えるで先制サポートできるのが強いです。ブリムオンレパルダスでだされたらほぼ100%これなので覚えておきましょう。
交代封じサダイジャ
キョダイマックスして交代を封じたあと、横のポケモンで滅びをします。ダイマを切らずに蛇睨みをしてくるのも注意です。こいつと滅び要因(ゲンガー、ラプラスatc...)がいたら警戒しておきましょう。
こんな感じですかね。またなんか珍しいのいたら掲載します。INC、頑張りましょう。いぇい。
【剣盾ダブル】【難易度高】リザードン雨トリックルーム
そうめんやです。
キョダイマックス解禁されましたね。
残念ながら現状のキョダイはパワーが低いので、活躍はもう少し先になるのかと思いますが。
さて今回も爆速マスターになれたわけですが、実はマスターに上がったあたりで色々なパーティの模索をしていたんです。キョダイバタフリーもそうですが、エルフドラパや晴れパを試してみたり、中速パーティを組んでみたり。
ま、結局ランク上げられたの『雨パ』だけですけどね。
ただ今回は特に運用が難しく、まずは相手の虚をつくことから入るタイプの構築ですから、型を知られていたりすると普通に負けます。
なのに難易度高いとかよわry…
本日の主役。
ペリッパー@拘り眼鏡
臆病・4-×-0-252-0-252
暴風、熱湯、冷凍ビーム、エアスラッシュ
親の顔より見たポケモンですね。おなじみの襷型ではなく今回は眼鏡で採用。読まれない上裏から投げたときの圧も強かったので悪くないとは思ってます。エアスラは雨が止んでるときに打てる飛行技として採用しました。使う機会は意外と多かったですね。
ルンパッパ@潮のお香
控えめ・12-×-4-252-4-236
親の顔より見たポケモンpart.2です。先発で猫してテンポとったり、後発でペリッパーと一掃したりして動きます。達人の帯では発動機会が少なかったのと、エナジーボールはミトムとトドン相手くらいしか打たないので潮のお香としました。波乗りは必中の水範囲技として優秀です。ペリッパーが襷じゃないので強気にガンガン打っていきましょう。
リザードン@命の珠
臆病・4-×-0-252-0-252
雨パなのにリザードンとか…と思ったそこのあなた。こいつはキョダイマックスします。だから特性も猛火です。サンパワーも諸説ありますが。
ミラー意識で最速のダイロック持ちとなっています。後述のエルフーンと並ぶだけでスイッチ晴れパと勘違いされることも多いです。こいつは基本、初手で暴れてもらいました。追加効果が鬼強かったです。
エルフーン@気合の襷
控えめ・4-×-0-252-0-252
雨パが呼ぶトドンや高耐久トリル指導要員をしばく係です。初手でリザードンと並べて起用しました。
相手のエルフーンと睨み合いになったときに相手は追い風、こちらはトリックルームとできるのが強かったです。アンコールの枠は相手のエルフーンを無力化したり、神秘で防いだ状態異常技をもう1度使わせたりできる良技でした。トリルエルフーンを開拓してみるのはアリだなと思いましたね。
カマスジョー@突撃チョッキ
意地っ張り・非公開
アクアブレイク、飛び跳ねる、ドリルライナー、地獄突き
ダイマ枠。ルンパと並べて出して初手ダイマ、雨を降らせてルンパとビートとかもできる。横がペリッパーならダイジェットから入って眼鏡の火力と合わせてビートすることもある。持ち物は諸説って感じはします。チョッキなら2回動かせたりするけど、火力が微妙に足りなかったりもするし…うーん。
耐久厚めの型になってます。
ジュラルドン@物知り眼鏡
臆病・4-×-0-252-0-252
徹底抗戦、10万ボルト、龍の波動、悪の波動
またこいつです。使いやすいんだもん。仕方ない。特に語ることはありませんが、普通のダイマ枠として使います。刺さる場面は比較的多く、選出回数もそれなりにありました。
とまぁ、こんな感じで訳わからんパーティができたわけです。晴らさないリザードンとトリパに強いエルフーンと火力あるペリッパーといった奇抜なやつらが上手く噛み合ってくれました。ランクマでずっと回すと型バレもしてくるしってことで公開しちゃいました。
では、皆さん良きポケモンライフを。
【S2】【剣盾ダブル】キョダイバタフリーという可能性
どもっす。そうめんやです。
記念すべきS1は終了し、間も無くしてS2が開始しました。僕は私情が忙しくキョダイマックスを考察できていなかったので、ポケ徹にてキョダイマックスポケモン(以下巨大とします。)を漁っていました。
そこで見つけた一文が
相手全体を『どく』『まひ』『ねむり』状態のいずれかにする。
はい?
強いじゃん。巨大やべぇ。誰だよこんな強い技使えるの。
あっ…
他にもいくつか気になるやついるけどとりあえずいいかってことでこいつを模索。
もともと中華トリパに入っていたこともあり、性能はそこそこ優秀。自分的に現環境最強と思っているエルフーンと組ませて初手で暴れてもらうことに。
追い風、キョダイコワク。相手は眠る。
甘える、耐えてからキョダイコワク。相手は眠る。
とんでもない害悪戦法でした。
イメージはドーブルのダークホールと似ています。これで初手に暴れて後ろのエースを通すのが勝ち筋になってくるのかなって思います。
ただ基本選出がこれだけだとやはりパワー不足感があるので、巨大を増やすとか、キッスorドラパのような強力なエースをサブで添えるとか、そういうのが必要になるかなとも思いました。強い構築できたらまた記事をあげようと思います。以上。
【玄人向け】【剣盾ダブル】雨式トリックルームパーティー
なんだかんだ高い順位はキープできてます。そうめんやです。
結局、剣盾のダブルバトルはいわゆる『雨パ』ばかり使っているのですが、巷では『砂パ』『トリパ』(トリックルームパーティー)を筆頭に、ドリュウズとウォーグルを軸とした純正『スタンパ』や、最近ではサンパワーリザードン軸の『晴れパ』も顔を出し始めました。
これらは単純なパーティーパワーが高く、だからこそ流行っているのですが、それを使っているだけでは上位には行けません。
個人的に、上位に上がるには何かしらのアクセントが必要だと思っています。
そこで今回は、『雨パ』と『トリパ』を混合させた
なるものを紹介させて頂こうと思います。
ペリッパー@気合の襷
控えめ・努力値 4-×-0-252-0-252
ハイドロポンプ、暴風、追い風、守る
雨始動要員です。多くは先発で起用しますがトリックルームで動くときはコータス相手に後投げしたりもします。オーソドックスな技構成ですが、性格は控えめです。トリックルームを採用する都合上、ただ速いだけだと利点は少ないと考え火力を重視しました。元々はSラインを大きく落としていましたが、中途半端に遅いのは弱かったので素直にCSにしました。
ブリムオン@ウイの実
冷静・努力値 252-×-4-252-0-0(ASの個体値は0)
サイコキネシス、マジカルシャイン、マジカルフレイム、トリックルーム
技名長いなぁ。こいつはトリル始動要員です。相手のトリル対策が薄いと読んだとき、雨の刺さりが悪いとき、対トリパのときに選出していきます。選出時は意外とダイマックスすることが多く、その火力と攻撃範囲を活かして暴れ回ります。あえてトリルをしないことでナットレイやコータスの上から殴ったりします。最初はリリバの実で採用していましたが鋼枠があからさまにブリムオン意識なことが多く、その場合は素直に雨軸で立ち回るのでピンチベリーに変えました。
ルンパッパ@弱点保険
控えめ・努力値 12-×-60-196-4-236
僕が今作多く採用するダイマックス前提ポケモンです。ルンパッパは火力が足りないと常々思っていて、前回は眼鏡で採用していましたが今回は弱点保険で採用しました。ルンパッパは先発で出すと蜻蛉返りやダイジェットでワンパンされることが多く、火力不足と耐久不足を同時に補えるものがダイマックス弱点保険でした。Bは陽気ギャラのダイジェット耐えまで振ってあり、上位に蔓延するダイジェットドラパルトに強かったです。ダイアイスはエルフーンの襷を貫通する他、ドラパルト等の竜タイプに撃ちます。最後のダイマックスターンでダイアイスを撃てば吹雪が必中になるのワザップなんで覚えておいてください。
カットロトム@オボンの実
臆病・努力値 252-×-0-92-0-164
リーフストーム、10万ボルト、鬼火、守る
こいつ弱いと思ったら最強でした。使いやすすぎて笑えます。今作は鬼火が強いです。こいつはSラインを準速ロトム抜きにしているので基本的なミトムなら上からリーフストームを撃ち込めます。とにかく電気と草の攻撃範囲が優秀で1人でトリトドン、アーマーガア、ミトム、ギャラドス、バンギラス、ドサイドンを見ます。なんか知らないけどギャラドスの上から電気技通して無償突破することが多かったです。
ドサイドン@命の珠
勇敢・努力値 252-252-4-×-0-0(Sの個体値は0)
岩雪崩、10万馬力、アームハンマー、守る
守る搭載型のドサイドンです。上手い人は弱点保険を警戒して弱点では攻撃してきません。そこで命の珠の採用にしました。火力が本当に高く、最低限の耐久もあるのでとても動かしやすいです。トリル下で岩雪崩を打っているだけで勝てた試合もありました。一周回ってダイマックスしないポケモンNo.1。
ジュラルドン@拘り眼鏡
控えめ・努力値 0-×-4-252-0-252
てっていこうせん、ラスターカノン、竜の波動、悪の波動
妖タイプに無双されて急遽入ったポケモンです。眼鏡てっていこうせんの超火力で妖タイプを捻じ伏せます。ロトムの鬼火、ブリムオンのマジカルフレイムと合わせてサイクル戦になったときなどはこいつで何回技を撃てるかが重要になってきます。オーロンゲがキツいので、選出画面の圧としての役割もあります。鋼の通りがいい時は積極的に出しましょう。
以上の6体で構成されています。雨のときはすいすい+追い風、トリルのときはとにかく遅いとSラインの管理が難しいのでどちらかと言うと玄人向けの構築になっています。
剣盾ダブルに慣れてきたけど勝率の上がらない方、使ってみてはどうでしょうか?
【剣盾ダブル】【単体考察】ダダリンについて考える
はい、そうめんやです。
単体考察します、
あ、ちなみにほぼアドリブで書いてるので温かい目で見守って頂けると幸いです?
ダダリン!!
相も変わらず雨パを使い続けていたそうめんやですが、雨パ最大のウィークポイントに気付いてしまいました。
『トリトドンおっっも……』
そりゃそうですよね。ルンパッパを眼鏡で採用しているのに濁流打ち続けるわけですから。草技を打つ余裕なんかないわけです。
そこで草タイプを眺めていたところちょうど良さそうなやつがいました。
ダダリンです。
もう一度言います
ダダリンです。((圧
前提としてダダリンのステータスはこんな感じ
70-131-100-86-90-40
以外と整ってます。特筆すべきは物理耐久。足が遅いだけあってそれなりに耐久はありますが、現在大流行しているウォーグルやアーマーガアに弱点を疲れてしまうのが難点です。
え?弱点でも耐えられるシステムがあるって?
ダイマックス神システムじゃん!!!
ってわけで飛行技や霊技を使って確一取りに来る奴らには逆に弱点保険ダイマックスで切り返してやればいいわけです。
他にも突撃チョッキ型や単純にきのみ持たせてサイドチェンジさせたり、鉢巻型なんかも面白そうですね。
さーてこれだけ択があるダダリンですが技も中々優秀なものが揃ってます
攻撃技
ジャイロボール、アンカーショット、ゴーストダイブ、パワーウィップ、ソーラーブレード、岩雪崩、瓦割り、シャドークロー、地鳴らし、地震、アクアブレイク、ボディプレス
変化技
手助け、剣の舞、サイドチェンジ
技範囲広くね?
びびりました。半分ネタだったのにそろそろ本格的に強そうに見えてきました。
そんで、今回考えたダダリンはこんな感じ
ダダリン@弱点保険
意地っ張りHAベース
アンカーショット、パワーウィップ、シャドークロー、アクアブレイク
これで、「ドサイドンに殴り勝て」て「トリトドン相手にも居座れる」「トリル下で強い駒」が完成しました。ダイマックスすること前提ですがバンドリ相手に下から雨を降らせたりトリル下でダイスチルしてガチガチに固めたりできるので強そう。(小並感)
本来の目的であるトリトドンよりSが1だけ早いのも運命を感じます。控えめとか図太いトリトドンに抜かれたくないので勇敢ではなく意地っ張りにしています。
雨パ前提なので裏から出したペリッパーで雨降らせて半減した炎技で弱点保険発動させるとかも面白そうですね。細かい調整は対戦してからになりそうです
とか言ってたら海外大会で結果だしてるし。本当に強いのかもねダダリン。
それじゃあまた。